お金を使って早く見つける方が得策
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行方知れずの相続人とは？
あなたが誰かの遺産を相続することになったとします。
相続権のある人がほかにもいる場合は、遺産を分け合うことになります。
遺産分割は相続権のある人全員が分割案に署名・捺印しないと実行できません。
もし相続人の中に連絡の取れない人がいると、誰も遺産が受け取れない状態になるのです。
これが「行方知れずの相続人」です。
遺産は時間とともに減損するリスクあり
土地は値下がりするリスクがあります。（もちろん上がる場合もありますが）
建物や車は減価償却で価値が下がっていきます。
火災や天災で消失する場合もあります。
株券や債券などの有価証券も値下がりのリスクがあり、最悪のケースでは紙くずになります。
とにかく受け取れないまま放置しておくと、遺産は減っていくリスクが大きいのです。
一方で固定資産税は毎年かかってきます。
お金を少々使っても、行方知れずの相続人を早く見つけて、遺産分割を早く済ませてしまった方が得策です。
探偵費用の考え方
具体的には、探偵に頼んで探してもらうということです。
普通に捉えたらなかなかの金額がかかりますが、遺産に比べたら微々たる額です。
その遺産を早く手に入れるための「経費」と考えたらいいのです。
今揃っている相続人の間で分担してその経費を捻出します。
そして相続人が全員揃ったら、各自の支出額を加味した遺産分割をすればいいのです。